各局皆様、こんにちは。アマチュア無線局、JS2IIUです。
MacにTexを導入してみたので手順を残しておきます。学生時代以来、ちょっといじってみたくなったので・・・
- 前提
- MacOS 12.0.1
- M1 Mac
- 数式をきれいに作って、他のアプリに貼り付けできればいい、というレベル
- 大まかな手順
- Homebrewでmactexを入れる(時間かかります)
- tlmgrをアップデートする(時間かかります)
- LaTeXiTを設定する
目次
Homebrewでmactexをインストールする
MacTeXの詳しい情報はTeX WikiのMacTexを参照して下さい。MacTeXにはTeX Live、e-pTeX、e-upTeX、XeTeX、LuaTeX、LuajitTex、Ghostscriptなどが含まれています。Homebrewでのmactexインストールは以下のコマンドで。GUI-Applicationsが一緒にインストールされます。GUI-Applicationsなしの場合は、以下のコマンドのmactexをmactex-no-guiとして下さい。インストールは時間がかかります。私がインストールしたときは中断も含めて1時間近くかかったと思います。中断したときは、同じコマンドで、途中再開してくれます。
$ brew install --cask mactex
tlmgrのアップデート
tlmgrのアップデートのため、以下のコマンドを実行します。パスが通っていなかったので、こんなになってしまいました・・・こちらも結構時間がかかります。二行目のコマンドは、用紙サイズのデフォルトをA4にするものです。
$ sudo /usr/local/texlive/2021/bin/universal-darwin/tlmgr update --self --all
$ sudo /usr/local/texlive/2021/bin/universal-darwin/tlmgr paper a4
tlmgrはTexLiveのパッケージ管理ツールということです。tlmgrオンラインアップデータが参考になりました。使い方も整理されています。
LaTeXiTの設定
ここまで進めると、Launchpadは下のキャプチャのようになっていました。LaTeXiTを起動します。
私の環境では、以下のようなエラーが出ました。同じようなエラー画面が2回出てきます。どちらも「キャンセル」ボタンでスルーします。
LaTeXiTアプリケーションが立ち上がりました。先ほどのエラーはghostscriptとps2pdfの参照先が正しく設定できていないことが原因。環境設定から、下の画面を表示します。
Ghostscript (gs)とps2pdfが空欄です。私の環境では以下のように入力しました。LaTeXiTの設定はここまでです。
Ghostscript (gs): /opt/homebrew/bin/gs
ps2pdf: /opt/homebrew/bin/ps2pdf
LaTeXiTを使ってみる
LaTeXiTの使い方は、下図のように、ウィンドウ下側にソースコードを入力して「LaTeX it!」をクリックするだけです。上側のウィンドウの内容は、編集メニューからコピーして他のアプリに貼り付けることができます。
ちょこっと数式を作りたい、という目的にはこれで十分な状態になりました。
\begin{equation}
f_{0} = \frac{1}{2 \pi \sqrt{L C}} \, \mathrm{Hz}
\end{equation}
最後まで読んでいただきありがとうございます。